宇宙船と砂漠で足跡

こんにちは。 こんばんは。 おはようございます。 flyingsapceshipと申します。 こちらのはてなブログでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章による書置きスタイルでお送りしようと考えています。

【おおきちナイト】論破について

こんにちは。

こんばんは。

おはようございます。

flyingsapceshipと申します。

こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章で書き殴っていくスタイルでお送りしています。

 

昨日のことなので、ここでは珍しく話題がフレッシュだ。

オモコロ主催イベント『おおきちナイト』に参加してきた。

たくさん考えるテーマが生まれた、とても有意義な時間だったし、イベントに参加するという積極的な行動が珍しいのもあり、文章にしてみる。

テーマがいくつも浮かんだので、分割して更新することにした。

 

まずは、ひきこもりのflyingspaceshipが今回のイベントに参加した経緯だ。

オモコロ主催のイベントは数あれど、今回はひとりのライターに焦点が当てられるというスタイルだ。

そのライター『おおきち』さんだが、実は私はよく知らなかった。

オモコロ自体はインターネッツ界隈をうろつく女はだいたい好きなもので、私ももちろん御多聞に漏れず、といったところだが、私としては、インターネットコンテンツでストレスを受けることだけは避けたいと考えている『ゆとり世代第1期生』らしいヌルい根性だ。

 

オモコロを見ていれば自然とおおきちさんの『評判』は見えてくる。

はっきりとその存在を認識したのは、イベント『オモコロラジオ祭り』だ。

おおきちさんはみくのしんさんと組んで『大仲良しラジオ』をやっていた。オモコロラジオで、私が唯一聴いていなかったのが『大仲良しラジオ』だ。

 

なぜなら、「ふたりの仲が悪い」ことが売りのコンテンツだったからだ。

私が応援しているバンド『JOHNNYPARK』のWEBラジオに触れたときにも書いたが、人が仲良く穏やかに話している声は楽に聴けるのだ。その逆は、わざわざ聴きたいとは思わないし、いつも眠る前に聴いていたので、『大仲良しラジオ』はとても安眠できるとは思えなかった。

あと、単純に(非常に残念ながら)みくのしんさんの声が受け付けなかった。

 

ただ、イベントで登場したふたりを見ても特に嫌悪の感情は湧かなかった。オモコロの他のメンバーに愛されている様子は充分にわかった。

ただ、そこでも「おおきちさんは性格が悪いキャラ」が前面に押し出されていたので、そのイベント終了後も、そういう記事で行くんだろうという目で見ていた。

とても視野の狭い個人の感想と感覚でしかないが、そういうキャラクターで行く以上、読者の心を動かす手法としても同じ『性格が悪いキャラ』の文章で、言葉の端々に人の癇に触れるような装飾が見られた。

私は記事自体はそのイベント後、数本しか読まなかった。

なぜなら私の仕事はライターではないし、精神が未熟なので私生活で、しかもエンタメとして読んでいる記事がストレスになると、仕事に影響するのではないかと心配だからだ。

そのため、安心しておおきちさんの記事を読みに行くのは難しいと判断した。

 

しかしながら、あくまでキャラクターとして確立しつつある『悪い評判』だが、それだけでエンターテイメントを作るライターさんを「嫌い」になるのは私flyingspaceshipの性格にフィットしない。

オモコロは好きだし、それでなくとも、「嫌いなもの」を増やすのは損だ。

私個人が何かされる、ということではないのだから、完全に部外者で傍から見てどのくらいムカつくのだろう、という興味も湧いてきた。

そしてなにより、『おおきちナイト』のゲストが豪華だった。ゲスト目当てで行こうともチケット代はチケット代だし、イベントはイベントだ。

 

当日まで、関係者各位はtwitterでイベントへの不安を綴っている様子しか見られなかった。

私も不安になった。マジで不快になったらどうしようと思った。

「全然知らない人のイベントで不快になって帰る」となったら、むしろ自分の性格のほうに問題があるんじゃないかと思ってしまいそうだ。

だから、『そのイベントに行く予定』はtwitterでも1回しか投稿しなかった。

友人が居ればダメージを受けたとしても緩和できるのでは、と考え、一応友人を誘ってはみたものの、残念ながら都合が合わなかった。

 

前日におおきちさん本人のtwitterを覗きに行ってみたところ『勝ち確』『論破』などの強い単語が並ぶだけで、そこに安心材料はなかった。

さらにインターネッツで色々調べてみたら、おおきちさんは学年でいったら同級生だった。ダメージを受けたら引きずりそうだな、と思った。

 

それにしても、『論破』という単語はとても穏やかじゃない。

世間的に弱者である私は、人を負かす、という意味合いを含む物事が非常に苦手だ。

おおきちさんの『論破』を見に行くのか、と少しげんなりした。

 

しかしイベント当日、ライター仲間で友人の斎藤さんに窘められる姿が印象的だった。

斎藤さんによるわかりやすいイラストと、ハイエナズクラブ関係者のコメントなどから、おおきちさんの『特徴』が次々と晒される。その度に、おおきちさんは「わからない」「ピンとこない」「直せない」と繰り返すが、心なしか段々と声量が落ちていた。

私はなんだか母のような気持になり、ハラハラしていた。

 

しかし、あるエピソードでおおきちさんは元気になった。

私のクソ適当な記憶媒体には、『風俗に通う男性を毛嫌いしている初対面の女性を言い負かしてしまった』という内容だったと記録されている。

それに関して、おおきちさんの主張は「なにも知らないのに、自分が体験したわけでもないのに批判しているし、それを主張する意味がわからない」とのことだった(と思う)。それを『論破してやったんですよ』という感じで紹介されていた印象だ。

司会のセブ山さん、斎藤さんからは『イヤイヤ、初対面でする?』『そういう人なんだなと思ってその話題を避けるとかでしょ』と大人の対応の見本が挙げられた。みんな往々にしてそうやって生き残ってきたんだ、と。

 

その内容を聞いて、私は「おおきちさんの『論破』は最初から『相手を負かす』つもりじゃない」と感じた。

結果的に『相手が負けた』ことになったかも問題では無いのではないだろうか。

おおきちさんは、単純にその人の主義主張とそれに伴う激しい感情に興味が湧いてしまったのではないだろうか。

たぶん、私も風俗というテーマに限らず、そういう人に遭遇したら色々質問もしたくなる。

私の場合、まずは「あなたが信頼していたり、好きな人がその嫌いなものを利用していない保証は無い。もし、そうだったら途端に猛烈な今の感情をぶつけてしまうのか」だ。ただ一つの物事を異様に嫌うばかりに、仮定として挙げた積み上げられた人間関係も唾棄してしまうのか?という純粋な疑問だ。

しかも、その実態を知らないと来たら、そこを含め、周囲の人はあなたには言いにくいことが増えそうですね、などと余計なひとことを言うかもしれない。

 

『論破』ということになってしまうが、もともとは純粋に『その人への興味』だし、むしろ『個人を知りたい』という友人になる事前準備で、好意的な姿勢なのではないだろうか。

たまたま『女性』で『過激派風俗否定属』だったがために、ちょっとデリカシーの無い男のようになってしまったのは残念なところではある。

ただ、逆に言えば『論破』にあまり『性差』や『テーマ別難易度』を持ち込んでいないのでは、とも思った。

ニュートラルすぎるが故、『社会的社交』に当てはまらない。

 

その考えをここまで文章化させることができたのは、そのあと出てきたエピソードが後押しになった。

私の記憶媒体が正しければ、仲間内の飲み会で、おおきちさんがとある女性に「君は鼻の角質が荒いね」と言って平手を食らったというエピソードだ。

『おおきちナイト』の会場には20歳前後の若い女性も多くいたので、そのエピソードが披露された一瞬、私の気のせいかもしれないが、ややひんやりとしたのを感じた。

私の体感する限りだが、世の女性は予想以上に『鼻の皮膚』について敏感で繊細である印象がある(私でさえ『えっ!そんな気にする!?』と思うほど)。現代のパンドラの箱だ。

ただそれも、私が考えるに、おおきちさんはその女性と話がしたかっただけだろうと思った。そのきっかけを、おおきちさん自身の価値観でしか測れなかったため、パンドラの箱を叩き割るような結果になってしまったのだ。

このおおきちさん自身の価値観も、勝手に想像させていただくと、『悪役キャラである自分を印象付け、尚且つ、その場の他の誰とも違う観点』だ。

あくまでこれも、失礼ながら、私が勝手に想像したまでだ。

 

ただ、そのエピソードとおおきちさんの最新の文字そばで書かれた、アイドルとの会話の様子から考えると、本当に見たままを言ってしまって、本当は後悔もあったのではないだろうか。

私としては、その女性も発作的に暴力を振るってしまったということは、自覚的コンプレックスに触れられたということだ。「私だって気にしてるわよ」という内容こそ、他人にいきなり触れられたらショックだ。おおきちさん自身も、「わかってるよ、わかってるけど直らないし、わかってるから参考にならない」とネットの意見を自ら蓋をしている。それと他者との関わり合い方は、非常に似てくるのではないだろうか。

私は、世の女性がそんなに気にしていることこそ、解決したいし、自覚がある人ほど他人に相談してくれないという事態をなんとか穏便に解決したいし、そういう不器用にしかコミュニケーションを取れない人も、だれも傷つかないように、その解決策の一端に私の仕事があったらいいなと、真剣に、思った。

 

さて、なぜここまでおおきちさんの『論破』を気にかけてしまったのか。

答えは明白だ。

私も『論破』が好きだったからだ。小学6年生ごろのことだ。

おおきちさんを好きだ、と紹介したライターの神田さんがピックアップした『誰の心にもおおきちは居ます』が深く心に突き刺さっている。

斎藤さんも『おおきちを見ていると昔の自分を見ているようで涙が出てくる』とあったので、私が母のような気持ちになってハラハラしたことにも納得がいく。

 

イベント当日まで『不快になること』に心配をしていたが、とても楽しかった。funnyではなくinterestの意味で。

おかげでこのようにブログのネタにもなった。

最後におおきちさんに話しかけることもできたので、このブログのことを言ったら、『毎日更新しててえらい』と褒めてもらえたので嬉しかった。

おおきちさんのキャラクター的に今後もすべてにアクセスできるとは言えないが、イベント前よりも俄然興味が出たので、イベントとしてはかなり有用であったと思う。

 

ちなみに『おおきちナイト』の様子や記憶はあくまで私個人の記憶媒体の質、感想でしかないので、ある程度の許容を願いたい。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございます。

愛しています。