カツ丼の看板
こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
flyingsapceshipと申します。
こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章で書き殴っていくスタイルでお送りしています。
数年前は、通勤時、代々木上原という駅で乗り換えていた。
代々木上原については、ここの家賃相場では自分は生きていけない、ということと、駅のホームから『カツ丼』の広告が見えることくらいしか印象にない。
たまたまなのか、私が自ら選んでその場所に居たのか、わからないが、駅のホームに降り立つと、『カツ丼』の広告が目に入る。
通勤時のことなので、毎日その広告を見ていたし、今でもその広告の記憶がはっきりとある。
しかし、それが『カツ丼』であることはわかっても、どこの店のものなのか一切覚えていないし、読み取った気もしない。
その広告面に広がるカツ丼の、ツヤツヤの黄身の色、半透明で甘そうな玉ねぎ、噛めば軽やかに弾けそうなカツの衣、食べ応えを示唆する肉厚な豚肉の断面、そればかり、いや、本当にそれしか見えていなかった。
とある日、疲れてぼうっとただその『カツ丼』 だけをひたすら見ていたときは、今となっては本物か幻かわからないが、はっきりとカツ丼の匂いがした気さえする。
代々木上原といえば、『カツ丼』の広告。
あそこのホームに立つと、自然とそこに視線が吸い寄せられていたのだろうか。
ほかのみんなは、代々木上原の駅で、なにを見ているのだろうか。
でも、あの『カツ丼』の広告は印象があると思う。ただ、店なのか、メーカーなのか、果たして全く思いもよらない業態なのか、その情報がほとんど入ってこないというのは、広告としてどうなのか。
あの看板をもとに、あのカツ丼に辿り着いている人はいるのだろうか。
ちなみに、私はその頃から胃弱、過敏性腸症候群を発症したため、カツ丼は年に1回食べるか食べないかだ。
頻度が限られるなら美味しいカツ丼、あの広告から想像させられる通りの美味しさに辿り着きたい。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
愛しています。