求める矛盾について
こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
flyingsapceshipと申します。
こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章で書き殴っていくスタイルでお送りしています。
今、読み始めている文庫本に出てきた台詞がある。
彼等が大事に部屋に飾ってあるどの人形も、顔は目が大きくて幼女なのに、身体はやけにグラマラスで嫌らしいわけ。(中略)顔はあどけなくて、幼女のように素直で口答えしなくて、でも身体は大人っていうのは古くからの日本男性の悲願みたいなもんでしょ?
恩田陸『三月は深き紅の淵を』より。
なるほど、矛盾は魅力だ。
矛盾しているから『悲願』と呼べるほど尊く希少。
だからこそ、欺瞞であっても、なにかを憑代にして手に入れたい。
さて、そのくらいの『矛盾』と『悲願』はあるだろうか?
引用元は男性の所謂『おたく』についての話だ。
古くからある日本女性の『矛盾』した『悲願』の男性像はどんなものか。
『処女でどすけべ』みたいなものだとしたら、『童貞でイケメン』だろうか。
矛盾ではないし、いなくはないし、一般女性がそれを特別求めてはないだろう。マニア的な人はいるかもしれないが。
女性が求めているものとしたら、『イケメンで高給取り』…矛盾はしていない。希少だけどいるし、六本木とかにうじゃうじゃいそうだ。
元女優とか元モデルとかが、奥さんだ。
『イケメンなのにブスが好き』は、それは、たぶん女性としては自尊心が傷つけられる。救われるのは私くらいだろう。
顔が良くて、身体はグラマラス…『イケメンでデブ』?
友人「それはデブだろ!」
私は好きなんですけどね。顔がポテンシャル高くて、だらしない身体とか。自分に甘くて可愛いじゃないか。
男性のおたくへのことだったのだから、女性のおたく、腐女子はどうか。
美少年で同性愛者、だろうか。いや、性愛対象は『自分』でいて欲しいがための『悲願』だとしたらどうなのか。
わかった!!
『優しい顔してドS』か『クールな顔してドM』だ。
これが古くからの女性の悲願だ。
こういう、男性のおたく的情熱に対する批判や揶揄を見ると、「おや、それが男だけだと思っているのかい?女性だけが冷静に大人の判断ができると?」と茶々を入れたがるのがflyingsapceshipという生き物だ。
女性のほうが精神年齢が高い、とか、現実的だ、とか、そういう話も、「いえ、私の精神年齢は12歳だじょ~」とか言ってやりたい、破壊衝動に駆られる。
でも、やっぱり『イケメンでデブ』は捨てがたい。
お腹を気にし始めている男性とか見ると、『成長期で身体の変化に困惑する女子中学生』を見るような気分になって、勝手に黙ってニヤニヤしている。私が黙ってニヤニヤしていたら、そういう目で見ていると思ってくれていい。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
愛しています。