会いたいってそんな簡単に言えるのかよ
こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
flyingsapceshipと申します。
こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章で書き殴っていくスタイルでお送りしています。
会いたい、なんて言われてませんflyingspaceshipです。
言ってくれよ。
私はひとりで外食に行くことが多い。
その際、近くの席の人の会話を盗み聞いて、会話に参加した気持ちになるという特殊能力(悪癖)がある。
大学時代、3年の冬まで友達がいない中でも生きて卒業できたのは、この特殊能力のおかげかもしれない。
今回、隣の席には2人組の若い女性だった。
会話の内容から、25歳で、職業もおおよそ予想がついた。
付き合うかどうか瀬戸際の異性について、かなり盛り上がっているようだった。
もうその時点で楽しいに決まっている話題だ。
その会話の中に
女性A「会いたいって言ってみなよ、どう反応するか見てみたらいいじゃん」
女性B「えー!?えぇ…、でもさー!実はさー、こないだ電話してたらさー!なんか向こうからー、『会いたいなー』って言ってきたんだよねー!」
女性A「えー、やばーい!」
女性B「やばいやばい!えー、今度言ってみようかなぁ、会いたい、とかって!うける!」
やばいし、うけるのか、君たちは。
『会いたい』という言葉を、そんな簡単に言えてしまうことが羨ましい。
好きな異性だけでなく、友達とか、ちょっとした知り合いでも、ふと『会いたい』と思うことは頻繁にある。
しかし、ただ『会いたい』では、「会ってどうするんだ」と思われてしまう。用事はなんだ?と。用事は『会う』ことなので、会った後どうするかは会ったときに決めてもいいくらいの心情だ。バカじゃ無いんだから、ひとめ『会って』それで解散する訳はない。
会って話したいこともあるし、聞きたいこともあるだろうし、何か共通の思い出を作りたい。
それも含めた『会いたい』だ。
でも、それをそのまま言葉通りに伝えるのは、忙しい現代人同士、とても気後れしてしまう。
自分がそこそこ仕事で忙しかったり、疲れているのと同じように、相手もそうだろう、と思うと、言葉通りの『会いたい』が、相手の休息時間を割いてまでの価値を提供できる自信がない。
だから、簡単に会いたいなんて言えない。
flyingspaceshipがそれにも関わらず、上記の彼女たちは、好きな男の真意や反応を診る手段の1つとして、その言葉を投げかけることを挙げている。
心が強い。
こういう、相手にも自分にもやや負荷のかかりそうなコミュニケーションを、『既読』がつくLINEや、顔の見えない電話で、日常的に行うことで、強く逞しく生きていけるのだろう。
LINEも電話も、実際会っても、終わった後に後悔したり心配したり「もうだめだ」と思うことばかりだ。
相手の反応を診る余裕なんて無い。自分のことで手一杯だ。
素直に生きている、ということは、強く逞しいということだと思う。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
愛しています。