宇宙船と砂漠で足跡

こんにちは。 こんばんは。 おはようございます。 flyingsapceshipと申します。 こちらのはてなブログでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章による書置きスタイルでお送りしようと考えています。

アニソンについて

こんにちは。

こんばんは。

おはようございます。

flyingsapceshipと申します。

こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章による書置きスタイルでお送りしています。

 

アニソンはあまり知らないけれど、細胞に刻み込まれたオタク魂が知っている。

 

『こいつは一体何を言っているんだ?』と思ったら、まずは今年3月に書いた以下のブログでご確認ください。

ほんとうに「パリピこわい」のかい? - 宇宙船と砂漠で足跡

 

以下、本当は『ERAっすか!?Returns』直後に書いていたものを、繰り返し書き直してあたためていた内容です。

とても4ヶ月寝かしていた内容とは思えないほど薄い。

 

 

『ERAっすか!?Returns』の数ヶ月前。サブカルの聖地と呼ばれる中野でも、別名のアニソンDJイベントでJOHNNYPARKのメンバーが参加していた。

JOHNNYPARKのファンだから、もちろん行った。

 

そもそもアニソン以外のDJのこともなにも知らない。

DJがなにをする人なのかも知らない。頑張って頑張ってイメージを引き出して、「ファンキーモンキーベイビーズの素敵な笑顔でうしろで踊っている人」だ。

 

そんな丸腰、無課金勢、「プレイヤーレベル:乳児」のくせに、軽やかな足取りで友人まで誘って向かった。

 

ちなみに、ググることもしなかった。

前知識無しの真っさらな記憶媒体にデータを入れた方が、脳により残る刺激になる。

 

「あぁ、アレね、ネットで見た見た」みたいな脳でいるより、私の小さな脳にとって鮮明な記憶になり、『ライブイベント』が根付くと思った。

 

というか、ネットで見た程度の「記憶」を「知識」と勘違いするのは嫌いだ。知ってる知ってる、と言って人の『語り』を門前払いするような人間にはなりたくない。

熱を持って豊かに、体験したうえで知識にしたいのだ。

 

実際、彩り豊かな花を見たかのように、五感でその文化を感じ取れた。

 

こういうことを言うと本当に気持ち悪がられるんだけど、本当だからな。文章にしようとしたらこれしか無いんだ。

 

アニソン自体、子供の頃からの細胞に焼き付けられているリズムなので、身体が覚えている。

その音の中でさらに、極彩色の映像だ。

 

アニメの動画は色だけでなく、動きも演出も、脳が理解するより先に、肌感覚で受け止められる人も多くいる。

会場のスクリーンの前では、カラフルでポップなアニメの柄のタオルを持った何名かの成人男性が、瑞々しく煌めいて踊っていた。

残念ながら私は脳で理解しないと動けないために、リズム感皆無の状態でうろうろしていた。

 

私がうろうろしつつ、友人はテーブルのある席についていたので、ほとんどをそこから見える画面で、音楽に乗せて流れる映像を見ていた。

 

同行した友人はアニメに詳しいほうなので、次々に出てくる映像に対する私の

「あれはなに?」

「かわいい!あれだれ?」

「えっ?今の子とさっきの子は違うの!?」

という3歳6ヶ月反応にも、丁寧に解説を加えてくれた。

 

 

知らない音楽がたくさん流れるけど楽しいなぁ〜と油断していたら、耳が反応するイントロが流れた。

アスファルト タイヤを切りつけ』

この冒頭で嬉しかった。

私の少ないアニメ経験のなかでも、しっかりと耳に残っていたからだ。

 

しかしながら、つまりはこれが『ERAっすか!?Returns』の前に初めてDJを見た日なのだが、結局なにをしてくれる人だったのかよくわからなかったので、Twitterでこの時ブースにいた人たちのアカウントを巡回したことでなんとなくわかった。

結局ネットがなければ世界が広がらないインターネッツオタクなのだ。

 

ところで、これは余談だが

その時にまたウロウロとスクリーンの前まで遊びに行っていたら、その隙に、席にいた友人が知らない男性に話しかけられていた。

 

私はただのオタクとして来ていたので、いつもの『人見知りしない皮』をあまり被っていなかった。

完全に素で人見知りしたため、その人の

「今日、なんでココに来ることになったんですか?」

「アニメなに観てるんですか?」

という質問にも

 

「ピシャーチャ※のファンなんで」

「闇芝居しか観てないです」

※JOHNNYPARKのメンバーがこの日名乗っていたDJネーム

と、目も合わせずめちゃくちゃな態度でしか話さず、挙句、友人を残してトイレに逃げた。

 

あとから友人に

「久々にあんな態度のflyingspaceshipを見たが、アレはひどい」

と叱責された。

 

私もそう思った。ただ、本当に久しぶりに『素の、ダメな自分』を体験した。無理しなければ、私はわりとひどく態度の悪い人見知りなのだ。

多少の無理があったほうが社会生活は楽しいはずなのだけれど、その場にはたまたま楽しいことだけがずっと流れていたので、それ以外のことは不要だったのだ。

 

もう一度あの空間に行きたい気持ちはあるが、また『完全にひきこもりの態度の自分』を体験するのも怖いと思っている。

 

アニソンで満たされた空間では、flyingspaceshipの社会性が奪われ、本来の「卑屈で社会性を遮断した、友達ができない原因」が現れるのかもしれない。

 

あの時のひとには、多少申し訳ない気持ちはある。

 

 

 

本日も読んでいただき、ありがとうございます。

愛しています。