宇宙船と砂漠で足跡

こんにちは。 こんばんは。 おはようございます。 flyingsapceshipと申します。 こちらのはてなブログでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章による書置きスタイルでお送りしようと考えています。

脱毛の話【後編】

前回の続きなので、毎度の冒頭は省略します。

脱毛の話【前編】 - 宇宙船と砂漠で足跡

 

脱毛エステサロンに真面目に通っていたのは、最初の3年か4年くらいだった。

 

同時に社会人3〜4年目くらいで、当時の自分はあまり自覚していなかったが、企業文化がクソブラックだったため、もともと脆弱な心身共に限界を迎えていたため、ほとんど通えなくなった。

そのブラック企業を辞めて1ヶ月後くらいに、たまたま、脱毛専門エステサロンに勤めることになった。

自分が通っていたところとは別のところだ。

お客様へ脱毛が出来るようになるには、訓練が必要だ。朝早く出勤し、自分の腕や脚、終業後は先輩の身体で、ひたすら毎日業務用の脱毛マシンのリズムを身体に叩き込んだ。

 

この訓練で初めて、自分の脚に脱毛の施術をしたので、マシンの効果が出やすかった。会社はブラックだったが(だからこそ?)、マシンはかなり良いものだったらしい。

 

最終的に、他人の全身に脱毛マシンをしっかりと当てられるようになるまで1ヶ月ほど掛かった。その間、自分の腕と脚は練習の為、毎日マシンを当てていた。

皮膚の薄い部分は赤くなったり荒れたので、出力を弱めていたが、脚と腕の毛は同じくらい細くなった。

 

何人かのお客様と先輩たちを脱毛マシンで施術してみて知ったのが、本当に体毛の生え方は十人十色だ。

背中の真ん中一角だけしっかりとした毛があったり、指の第一関節に毛がある人もいた。この、指の第一関節の体毛については、あとに勤めた会社の男性上司が「女の人?嘘でしょ?」と言っていた。そう言う男性と出会うことが無ければいいなと思う。

十人十色なのだ。

100%毛が生えないと言えるのは、手のひらと足の裏くらいだと思った方がいい。

 

脱毛エステサロンのブラック具合にすぐ気付いたので2ヶ月程度で辞めた。実際、そのあと半年以内にそのエステサロンは無くなった。

 

エステサロンからすぐ逃げて勤めた会社で、家庭用脱毛器の検証の仕事があった。男性スタッフも交えて、写真でその使用記録と効果を記録して、比較的良心的な内容で、ウェブで公開された。

使ったのは『ケノン』と『トリア』だ。

『脱毛器』で検索すれば、アフィリエイトなのかヤラセなのか本物なのかわからなくなるくらい大量に記事が出る。キャッチーなものがやはりネット上ではウケるため、残念ながらその会社で作った記事は、今のところあまり検索上位には来ていない(と思う)。

 

『ケノン』は光脱毛で『トリア』はレーザー脱毛だ。光はエステサロンと同等といえる威力で、レーザーは医療用程ではないが光より威力が大きく、光に比べて比較的細い毛にも反応する。

私は右脚にケノン、左脚にトリアを使った。

ケノンは光脱毛ということで、一見、トリアより劣っていると思われそうだ。しかし、ケノンのトリアより秀でている点は、『照射面積』と『使用感』だ。

 

脱毛器は、照射部分を肌に密着させた時、光が一定間隔で発されるので、照射部をずらしながら脱毛部位に光を当てていく。1回の光が当てられる範囲を照射面積という。

ケノンの照射面積・約4cm×3cmの長方形に対して、トリアは直径約1cmの円だ。

『家庭用』と言うが、家族で仲良く脱毛し合う家庭なんか何%のあるのやら。『全身を自分でやってやらぁ』という粋な奴もいるため、照射面積の大きさは自己施術派にとって、施術効率という点でかなり優位な点だ。

 

『使用感』とあるが、トリアのほうが威力が高いと聞けば魅力だが、レーザーは、光よりも「深く」「強く」作用する。毛が太い、もしくは濃ければ、より強力になるが、反応させるのは『皮膚の下の毛根』だ。

痛いのだ。

男性スタッフがとてもわかりやすかった。よく皮膚を冷やした膝下にトリアを当てたら、叫び声を上げていた。2人居たが2人とも、「トリアはトラウマ」と言っていた。

 

『全身を自分でやってやらぁ』という粋な奴は、脱毛サロン未経験者も多く、純粋な生まれたままの毛を家庭用脱毛器でやろうとすると、光脱毛でも、毛の太さによって皮膚に多少の痛みが伴う。

保冷剤で冷やし、保湿する手間も自分でやりきるところまでが『家庭用脱毛』だ。

 

私の毛は、脱毛サロンでの脱毛経験があった毛だったので、ケノンは全く違和感も感触も無く、トリアは太い毛はチリッとした熱さを感じる程度だ。

ある程度細くなった毛なので、それ以上を求めたら、威力が優先になる。

 

ケノンとトリアを膝下に施して数十日経ったとき、私には効果に大きな差が生まれた。

特に膝下の内側だ。

ケノンもトリアも、生えていた毛が7~10日前後で自然に抜けたのは同じだった。しかし、数十日後、ケノンのほうはまた同じくらいの細さの毛が生えてきた。トリアのほうは、生えてこなかった。

 

私がそれを報告したら、対して男性スタッフは「トリアは痛すぎて満足に照射できなかったこともあり、ケノンとそれほど変わらない実感」だった。

 

私は去年あたりにトリアを自分で購入して使っている。

使用感としては、膝などの骨に近いところは、レーザーを当てた時、やや温度が高く感じる。鼻下は、まぁツルツルにはなりにくそうだが、細い毛だけが残っている感覚だ。

定番の脇は、毛は太いが毛根が深いため、効きやすく効きにくいと言われているが、レーザーの深部に作用する特性が活かされたのか、数本細い毛がまだ生えるくらいだ。

腕や脚は気が向いた程度の頻度で、適当にやっているが、やる度に面白いくらい効果は出るので面白い。

 

このように、脱毛の方法は様々ある。向き不向きもある。

しかし、人生は限られた時間だ。

検討している時間の代わりに、一番魅力に感じるものから始めたほうが効率的かもしれない。

 

書きたいこともたくさんあったが、押し付けがましい内容はアフィリエイトとかヤラセと同じになってしまうので、淡々としてしまった。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございます。

愛しています。