宇宙船と砂漠で足跡

こんにちは。 こんばんは。 おはようございます。 flyingsapceshipと申します。 こちらのはてなブログでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章による書置きスタイルでお送りしようと考えています。

普通のひと

こんにちは。

こんばんは。

おはようございます。

flyingsapceshipと申します。

こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章による書置きスタイルでお送りしています。

 

私が通っていた頃の大学は、夏休み中に次学期の授業の抽選に申し込んでいた。

当然限定期間で、ウェブにて、平日のみ、記憶は曖昧だが11時から18時の受付という『クソ仕様』のお手本だった。

 

しかも、当時はまだスマートフォンはもちろん、iPhoneが一般に普及する1〜2年前だ。PCのみでしかウェブ受付は出来ない。

 

私はその当時ひたすら、「ウェブとは。」と考えていた。

 

なぜなら、私にとって夏休み中がアルバイトでの稼ぎ時だ。

夏休み中は、いつもなら午前中に働くパートさんが休む時期にもなるため、学生は朝から晩まで時給を得ることができる。

 

労働時間とか、そういうことはよくわからないので割愛させてもらうが、とりあえず11時から18時のウェブ受付より働いていた。

 

夏休みの予定をすっかり時給ありきで立てていた私は、次学期の授業をどうやって取得したらいいか、学科で1番偉そうな教授(ババア)に相談しに行った。

 

「アルバイトしないと生活できない為に朝から夜遅くまで自宅にいないので、夏休みに入る前に紙で申請する方法など無いか」と聞いてみた。

 

すると、ババア(教授)はため息のあと、少しも脳細胞を動かした様子もなく、もたついた顎をだらりと動かし開口一番言い放った。

 

「普通のひとはね、そんな時間まで働いてないわよ」

 

 

 

 

 

 

今は俺の話をしてんだよクソババア。

 

と思った。育ちが良いので口に出さなかった。

ただ、その一言で察した。ほかの手段なんて用意してるわけがないんだ、と。

私の通っていた大学は、基本金持ちしか通っていない。「アルバイトしないと生活できない」なんて言葉は、彼らには他言語にしか聞こえないのだ。仕送り(10万以上)が無いわけが無い、と思っているからだ。

 

そのババア(教授)も立派なその学校の卒業生だ。幼稚舎から居ると『なんとか』と呼ばれる、その『なんとか』らしい。

 

想像力の範疇が、その学校で完結して更新されない。

 

『普通のひと』の定義もそこで完了しているのだ。

 

そういう人間が、社会人ヅラして、顎に脂肪を蓄えて、訳知り顔で偉そうに言葉を発することに、私は諦めた。

 

甘えるのはやめよう、と思った。

解決できる策があったとして、自分が触れられる範囲でなければ、その策は幻の域を出ない。

 

簡単な解決方法だ。アルバイト先にPCを持ち込んで、休憩時間中に申し込みをした。

アルバイト先の仲間には同情された。

 

私は今、立派に『普通のひと』の働き方をしている『普通のひと』だと自負している。

私と仕事や生活サイクルや生活圏が大きく違っても、その人も『普通のひと』に違いないと思っている。あの大学教員も。

 

あの大学教員にとって、『普通のひと』じゃないものは、じゃあなんだったんだろう。

出来ることなら聞いてやりたいが、私ほどの記憶力はきっとシャープな顎先と引き換えに喪っていそうなので、諦めよう。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございます。

愛しています。