今年も水着を買わなかった
こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
flyingsapceshipと申します。
こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章による書置きスタイルでお送りしています。
中学1年生の1回目のプールの授業以来、プールに入っていない。
私が通っていた中学は、プールの授業は、1回参加すれば大丈夫だった。と思う。当時真面目だった私がサボった実感が無いので、本当になにひとつ問題が無かったのだと思う。
高校は、プールが設置されて無い(あとマラソン大会が無い)ことを重視して選んだ。
ただ、小学3年生から6年生までは、スイミングスクールに通っていた。
水泳自体が苦手なわけでは無い。
思春期がやってきたのだ。
自分の身体や皮膚を、通常の服よりも多く人目に晒すのが嫌だった。
皮膚を人目に晒したく無いことの理由に、精神的未熟さ以前に、明確なことがひとつあった。
アトピーだ。
赤く爛れ、乾燥して皮膚がめくれている部分が所々、腕や脚、首に広く点在していた。
アトピーが落ち着いた今も、自分の目で確認できない背中は、どんな酷いことになっているのだろうかと思う。
今年の暖かい時季は、女性服では、背中を出す服も流行っていた。勇気があるな、と思った。
それにしても、大人用水着を一度も着ていない。この事実はなんとなく、焦る。
30歳になるとかならないとか、そんなことよりも、格段に焦っている。
しかし、必要か、といえば、必要ではない。
だって、プールって不特定多数の人間が高濃度塩素の温い水に浸かっている。殺菌剤の濃度は高い割に常に雑菌が繁殖するという。髪は傷むし、肌ももちろん傷む。その割には終わった後の着替えやシャワーは手早く済ませなければいけないので、十分なリカバリーができない。そのシャワールームも、常に不特定多数の人間が入り乱れているのだ。
私にとって、デメリットの方が多いのは百も承知だ。
ただ、泳ぐのは楽しいのは知っている。
必要ではないのだが、「楽しい」のだ。
あと、海よりはマシだ。海は死ぬ。突然の波にさらわれて死ぬ。
パリピになってナイトプールにでかい空気の入ったビニールを浮かべてその上でダラダラと合成着色料にまみれた飲み物を飲みたいわけではない。ただ、ひたすらに25mを数本泳ぎたい気持ちくらいはある。数本もできるかわからないが。いやいや、そのくらい30歳ならひとりで市民プールにでも行きなさい、と言われるかもしれない。でも、上記のハンディキャップを背負った私が能動的に積極的になれるだろうか?否、なれない。
しかし、予定が立たなければ用意する必要が無いのが水着だ。
30歳まで着なかったら、もう二度と着ない気がする。
今年も水着を買わなかった。考えてみたら、自分のお金で買った事が無いのだ。
なんとなく、悲しいのはなぜなのだろう。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
愛しています。