宇宙船と砂漠で足跡

こんにちは。 こんばんは。 おはようございます。 flyingsapceshipと申します。 こちらのはてなブログでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章による書置きスタイルでお送りしようと考えています。

それ以外要らない

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こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章による書置きスタイルでお送りしています。

 

今期のアニメ『やがて君になる』がとても好きだ。

リアルタイム放送は、テレビをつける体力が無く観ることが出来ていないが、配信を利用して休みの日に追っかけて観ている。最近隣の住人が夜中でもうるさいので、深夜ではないにしろアニメを観る時は爆音で観ているので臨場感たっぷりだ。

 

ところで、友人が教えてくれたのだが、『やがて君になる』は略して『やが君』だ。以下『やが君』とする。

 

『やが君』のエンディングテーマの『hectopascal』(小糸 侑(CV:高田憂希)/七海燈子(CV:寿 美菜子))という曲も好きになり、シングルCDをポータブルオーディオに落とし込んだ。

やがて君になる ED Full - hectopascal - YouTube

 

歌詞にしっかり2人の物語が織り込まれていながら、スキップして進むようなリズムと2人の声が可愛くて楽しい。「やがて君になる」という言葉が音楽の中に紛れ込むのも面白い。

 

そのタイトル曲は当然良いのだが、カップリングの曲までも2人の関係性を色濃く音楽に起こしているという、思いがけずの名盤だった。

 

カップリング曲『好き、以外の言葉で』には、家から通学路出会う2人、廊下、夜眠る前、また通学路までの、2人の頭の中を覗いているような物語だ。

ただその日常の中に2人のあいだには「好き、以外の言葉で」が流れる。

まず冒頭で、「どれくらい他人」かと大衆向けに2人の距離感を図らなければ、という『外』を意識した一文がある。それでも、「好き、以外の言葉で」やりとりを意識しなければいけないほど、「好き」を意識している。

しかし、この小糸さんと七海さんの関係性として、「好き」の一言は2人のバランスを崩しもするし、バランスの要でもある。「好き」と伝えたいから伝えるけど小糸さんに「好き」の気持ちが伝染して欲しくない七海さんと、たとえ「好き」でも「好き」になったら七海先輩を突き放すことになってしまうから、ただ受け入れることでしか先輩を繋ぎとめられない小糸さん。

 

物語中の2人は

七海さん「好き」

小糸さん「本当、私のこと好きですね」

この関係を壊せないのだ。どちらも、進展も変化もしない。

 

いや、もうこの2人の間で「好き」以外の言葉のやりとり必要なくない?

 

と思う視聴者だが、2人には学校という社会で役割を遂げるため、『外』を意識しなければいけない。2人だけの檻に2人を閉じ込めることはできない。だから、いつも意識して『「好き」以外の言葉』を探して会話をする。

 

いや、もうこの2人の間で「好き」以外の言葉のやりとり必要なくない?

 

しかし、「好き」以外の言葉を探しているからこそ、ちょっとしたことがすぐに伝えられなくて、もどかしく感じて後悔したり、夜に携帯電話でメッセージのやりとりをするのだ。そこでも、「好き」以外の言葉を探している。

 

いや、もうこの2人の間で「好き」以外の言葉のやりとり必要なくない?

 

しかしそうして、お互いを思い遣っているからこその関係でもある。だからこそ、槙くんの愉しみになっているのだ。

 

ちなみに『hectopascal』がエレクトロ感のある曲に対して、『好き、以外の言葉で』はウィンドチャイムの音がよく似合う、爽やかな王道の楽器の音が重なる。曲のトーンの割に2人の歌声は落ち着いているので、学校の授業とかで歌ってほしい。音楽のことはよくわからないので、合ってるかはわからない。

 

近所のTSUTAYAで発作的に『やが君』OP、『SSSS.GRIDMAN』のEDと一緒にレンタルしたが、『hectopascal』は同じシングルCDながらも濃度が高い。

 

好き、だけ言える関係性ってすごくストレス無くていいな、と思っている。小糸さんには悪いけれど。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございます。

愛しています。