宇宙船と砂漠で足跡

こんにちは。 こんばんは。 おはようございます。 flyingsapceshipと申します。 こちらのはてなブログでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章による書置きスタイルでお送りしようと考えています。

砂糖と私

こんにちは。

こんばんは。

おはようございます。

flyingsapceshipです。

 

私は物心ついた時にはすでに甘いものが好きだった。

 

幼稚園に入る頃には煎餅の詰め合わせが家にあれば、ザラメ煎餅だけを選んで食べていたのを覚えている。

母がスーパーで買ってくる菓子類は大抵煎餅だったが、『ぽたぽた焼き』ばかり食べていた。

 

ご飯のおかずや惣菜さえも、いまだにうっかりすると甘みのあるものばかり選んでしまう。

 

甘い食べ物が私の基礎と言っても過言ではない。

 

甘いものと言えばケーキだが、実家は誕生日やクリスマスになにかする習慣が無いうえに、私の目から見たら決して裕福な家ではなかったので、ケーキやその他菓子をねだることもはばかられた。

だからといって、スーパーなどで売っている「チョコレート菓子」はあまり好きではなかった。それを食べるくらいなら、シンプルな板チョコを冷凍庫で凍らせて食べたかった。

アイスも、本当はハーゲンダッツを食べてみたかったが、母が好んでいたのは明治エッセルスーパーカップだったため、実家で自らアイスを食べることも少なかった。今の私にとっては明治エッセルスーパーカップのバニラ味は嫌いな味の部類に入る。

 

私は一人暮らしを始めてから、それらの我慢を一切しなくなった。

特に社会人になってからは、休みにはだいたいケーキを食べているし、アイスはハーゲンダッツ雪見だいふくしか買ったことが無い。

 

2013年ごろからの3年ほどは仕事のストレスなのかわからないが、チョコレートにはまりこみ、『サロン・デュ・ショコラ』を知り冬のボーナスの7割以上をつぎ込んだ。

2016年ごろから会場の変遷などもあり行かなくなったが、その代わり、それで得た情報をもとに『サロン・デュ・ショコラ』開催期間外でも高級チョコレートやその他菓子を見つけては食べに行く。

 

食嗜好としては『執念深いデブ』だ。

 

しかし、成人してから体重を50kgを超えたようなことはない。

簡単に言うと、物理的なデブにはなったことがない。

 

それは上記にあるように、「自分が美味しいと思ったもの以外の食に興味が無い」からだと思う。

「食べることが好き」ではなく、「美味しいものが好きで食べたい」のだ。

実際、100円のチョコレートを5個と、1粒500円のチョコレートでは味が全く違う。

知ってしまったら、もう元には戻れないのだ。

そして、今は1粒500円のチョコレートを食べる機会を待つだけになっている。それが食べられないからと言って、手近なもので済ませるかというと、それは違う。手近なものでは何一つ満足しないからだ。何一つ満足しないのに、身体には余分な脂肪がつくなんて、メリットはひとつもない『食』だ。論理的でない。欺瞞はやめろ。

 

咀嚼運動や嚥下することが好きなわけではない。味を楽しみ、それに満足したいのだ。それが食事というものだ。

 

だからたまに、「空腹は感じているが、食欲は沸かない」という現象が、私には起きる。

執念深いデブという概念が服を着ているからだ。

それが食べ物に対する誠実さだと思っているし、自ら選んで出されたら全部食べる。

 

食に欺瞞は持ち込まない。

 

本日も、愛しています。