宇宙船と砂漠で足跡

こんにちは。 こんばんは。 おはようございます。 flyingsapceshipと申します。 こちらのはてなブログでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章による書置きスタイルでお送りしようと考えています。

香りつきハンドクリームは緊急回避アイテム

こんにちは。

こんばんは。

おはようございます。

flyingsapceshipです。

 

私は『香り』に無頓着だが、『ニオイ』には過敏だ。

ここでいう『香り』は、化粧品類などに入っている人工香料や自然香料など、目的を持って発生させられる『香り』だ。『ニオイ』は、体臭や経年変化、酸化、食べられないものなどから発生する、意図の無い悪臭のことだ。

 

製品や商品として存在した、人間の意図が介在したものに関してはあまり拘りが無いし、いままでそういったもので『絶対的に不快』と感じたことが無い。自分が求める効果や使い心地に沿っていれば『香り』はなんでもいい。

アロマもそれなりに使うが、効果があればなんでもいいので、だいたい効果的に使える。人によっては「快眠は欲しいがラベンダーが無理」という場合もあるらしく、気の毒だな、と思う。

 

拘りが無いので特別好きな『香り』というのも存在せず、香水をつける習慣も無い。

ただ、少し前に金木犀の香りのハンドクリームと香水がとてもいい香りだったので、購入してみた。香水は、たまに眠る前に布団の上空あたりに2プッシュくらいする。ハンドクリームは、出先で乾燥を手に感じたときだけ少し使う程度だった。保湿力も問題ない。香りが無くてもいいのでは、と思うこともある。

 

しかし先日、いつも行くスタバに、いつもは夜に行くがたまたま珍しく昼ごろに行った時のことだ。

平日の昼だったが席は埋まりつつあった。ひとまず適当な席をとり、レジで商品を受け取って戻った時に気付いた。

 

「人間の悪臭がする」

 

私の右手の席には、どうやら個人ミーティング中なのかスーツを着た40代後半男性と30代半ばくらいの男性2人がいた。左手の席には、大学生くらいの若い男性がテキストとノートを広げていた。席同士はそれほど近くない、ゆったりとしたものだが、コーヒーの香りでは隠しきれない、明らかに『ニオイ』が発生している。

しかも、非常に運が悪いことに、発信源は両方からだった。さらに、私は紙カップではなくマグカップで注文しており、店内はいよいよ満席だ。

 

『ニオイ』が意識を浸食していく中、焦りを感じながらも私は頭を高速回転させ、鞄の底にある金木犀のハンドクリームを取り出した。あくまで落ち着いた風を装って、ゆったりとした手つきでハンドクリームの缶の蓋を回し開け、左手の中指の先でひと掬いした分を右手の甲に塗り、右手で蓋を閉めたあと、両手にゆっくり塗り広げたあと、すぐさま祈るように両手で鼻と口を包んだ。

 

その場は金木犀の香りのハンドクリームでなんとか乗り切ったが、本音を言えば、本来なら飲食店内で化粧品の香りがするものを出したくはない。

 

今回のように他の回避ルートが塞がれた時だけ、やむなく使うだろう。非常に有効ではあった。

ただ、今回は『ニオイ』だったので『香り』で対抗できたが、『香り』が過剰なときに同じ種の『香り』が有効かはわからない。

 

毎日、「自分は無臭だったらいいな」と思いながら必要なケアを施し、外出する。

そろそろ加齢臭が怖い。明日にでも、数時間後にでも、発生するのでは?とか思ってしまう。気を付けるに越したことはない。自分がされて嫌なことは、無意識では人にしたくない。意識的にであれば、必要ならばするだろうけど。

 

本日も、愛しています。