傘の中の世界
こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
flyingsapceshipと申します。
こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章で書き殴っていくスタイルでお送りしています。
東京で上品に暮らしている人から見たら、野蛮で品のない行為かもしれない。
flyingspaceshipは、夜の帰り道で歌うのが好きだ。
生まれ育った地域は、高速道路と国道と田圃ばかりで、夜徘徊しながら歌うには、これ以上無いほどのロケーションだった。
学生時代は、自主トレーニングとして、夜、外を走っていた。
MDプレーヤーで好きな音楽を流しながら、初めは黙って走っていた。しかし、だんだんよりキツイトレーニングに発展させたくなるものだ。
肺活量を鍛えるために、歌い始めたのだ。わりと大声で。
そんなわけなので、一般の女子学生にあるような、危険な目には一度も遭ったことが無い。
社会人になってからも、わりと一般的な会社員の帰宅ラッシュと重なることが少ないため、人気の少ない時間に人気の少ない道では歌っている。
ただ、それなりに近所迷惑にはならないように、とは多少思っている。
しかし、外で大声で歌うというのは、カラオケの狭い部屋でマイクを通して歌うのとは、当然、全く違う開放感がある。
できるなら、もっと声を張りたい。田圃のど真ん中を、ひた走っていたときのように。
それが出来るのは、雨の日だ。
雨の日、傘の中に向かって、声を放つのだ。前から人が来ないか、見えるようにはしている。
大雨もいいが、雪の日はもっといい。雪が音を吸収するからだ。
私がビニール傘を持たないのは、このせいもあるかもしれない。
傘は紺か茶色しか持ったことが無いのだが、色による遮蔽性で安心して声を放てるのだ。
中島みゆきあたりがオススメ。
昔、仲の良い職場の上司や同僚、アルバイトの学生とカラオケに行った時、1番褒められたのが中島みゆきだった。
といっても、『家なき子』の主題歌しか歌えない。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
愛しています。