日曜日の景色
こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
flyingsapceshipと申します。
こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章で書き殴っていくスタイルでお送りしています。
この時期の日曜日の真昼間は、電車の中は子供連れや、学生カップルが乗客の主役になる。
仕事に向かう様子の人は、腕を組んで眉間にしわを寄せて眠ったふりをしている。
平日はLongchampのバッグを持っていた女の人が、ファッションブランドの籠バッグや小さいハンドバッグに変えて、ヒールをサンダルに変えて、服にはシースルー素材なんかも取り入れている。
髪は念入りにカールさせるか、ストレートアイロンで整えて、下ろしている。
平日よりも、ゆったりとした足取りでどこかに向かう。
サンダルのつま先は、注意信号のような目を引く色。そこに視線が行かないわけがない。
相対して、指先は指と同じような色味で、「より指が細く長く見えるように、意識しているんだな」と、こっちが意識させられてしまう。
日が暮れると、みんなどこか上の空で、呆然としたような、虚ろな瞳で家路に着く。
昼間とは裏腹に、猫背で、歩く速さは速くなっているのに、景色としてはどこかのろのろとして見える。
リュックとTシャツと、油断した首筋、足首まで伸びたスカートの裾が靡くのを見送りながら、数時間あとの君たちのことを考える。
きっと明日も、電車で出会うだろう。
ついさっきの顔ももう思い出せないけど。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
愛しています。