革ジャンについて
こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
flyingsapceshipと申します。
こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章による書置きスタイルでお送りしています。
夏のセールもそろそろ終わると、もう秋物だ。
秋物といえば、ここ10年以上もう定番になってきた、「レザーライダース」だ。
ライダーでない女性も着るし、むしろ、女性らしいスカートやワンピースに合わせた方が「オシャレ」だし「kawaii」らしい。
flyingspaceshipはまだレザーライダースを着たことがない。
やっぱり、「ライダーじゃないし…」という、なんとなくの負い目がある。免許も無いし。
嫌いだとかダサいとかは思っていない。着こなせるものなら着こなしてもみたいが、なんとなく、そこまで積極的になれない。
レザーと言っても、フェイクレザーなら値段も幅広い。
ただ、私の脆弱な肩にはフェイクレザーは重いのだ。
首からネームプレートをぶら提げただけで吐き気がしたことがあるほど、私の首肩は重さに弱い。ジャケットやコートも同じだ。
だからといって、マジのレザーは家賃の値段を軽々と越えてくる。
マジのレザーのほうが軽いし柔らかいので、当然良いものは良いので、そっちのほうが好きに決まっている。どうせ同じデザインのものなら、しかも長持ちするアウターなら、着心地が良いもののほうを手に入れたい。いつになるのかわからないけど。
そうやって、先送りする理由だけをあげて来たら、着たことが無いままに30歳を過ぎた。
ただ、私の友人の中にはレザーライダースを普段着として着こなしている人も、当然いる。
特に「レザーライダースが好き」という人は、多くが『服のテイストのバランスが取れる』『風を通さないので寒い日にいい』という利点をプレゼンしてくる。
その中には、『舐められたくないから(着てる)』という意見もあった。
それを聞いたとき、昔勤めた会社のギャルの人たちに「なぜギャルの人はギャルらしい服装しかしないのか」という質問をした時のことを思い出した。
その答えは『舐められないため』。
ギャルも同じだった。
舐められないために、服を選んでいる。
『武装』だ。
『舐められる』とは勿論、口腔的な物理の話ではなく、精神的な意味合いで、別の言い方をすると『侮られる』ということだろう。
どうだろうか。他人に服装や見た目で『侮られる』とか『侮る』という目を意識しているのか、と、私はややカルチャーショックだった。
そりゃもちろん、服装や見た目はある程度「ちゃんと」していたほうが生きやすい。あんまり不衛生に見える格好では、混み合った電車内などでは無駄なパーソナルスペースを作って迷惑をかけてしまうこともあるだろう。
ただ、なんとなく悲しい気持ちになるのだ。
女の人には、服はキラキラ~☆ふわふわ~☆楽しい~☆kawaii~☆な気持ちで、好きなものを選んでほしかった。それを見て、『女の人ってキラキラ~☆ふわふわ~☆楽しい~☆kawaii~☆』と評していたつもりだった。
それが、『他人の目に対して武装するため』というのは、あまりにも、世の中には敵が多く、殺伐としていると言うことではないだろうか。
まぁ単純に、人は人を下に見たり、上に見たり、敵だとか味方だとか、抱けるとか抱けないとか、出会って3秒とかで判断することもあるらしい。何を食べるかとか、付き合うか付き合わないかとか、家を買うか買わないとかでいつまでもグダグダやっている奴でも、そういうところは即断即決したりしている。
そういう人間の業を見抜いて、『舐められない服』を選ぶことになるのだろう。
私は出会って3秒程度しか経ってない、『ヨソサマ』を浅薄な瞬発力だけで『下に見る』ような人間は、遠慮なくこちらも『下に見る』ことにすれば、お互いの土俵は同じになる。いわばWin-Winだ。
出会って3秒でみんなおともだちだった、未就学児のころは取り戻せないのだろうか。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
愛しています。