ホットの缶コーヒー巡り
こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
flyingsapceshipと申します。
こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章で書き殴っていくスタイルでお送りしています。
冬は缶コーヒーのブラックをよく飲むのだが、ブラックは私が思うほど需要が無いものなのでは？とふと思った。
以前コーヒーについてで書いたが、ジョージアヨーロピアンの香るブラックがいちばん飲みやすい。
猿田彦珈琲店監修とあるが、猿田彦珈琲のブラックはあまり好きではないのに、缶コーヒーだとそれがいちばん気に入っている。
しかし、私がよく使うコンビニではそれがホットの棚に入っていることが無い。あるとしたら、タリーズコーヒーのバリスタブラックだ。というか、そのタリーズのブラックを残して、ほかはあまり見ない。
『缶コーヒーの微糖』ばかりが並ぶ。微糖といいつつ、あれはほぼコーヒー牛乳なのに。
先日、電気屋さんのカウンターで通信系の話を聞きに行ったとき、『すいません！ブラック無いんス！』と微糖の缶コーヒーを出され、一口目からギットリとした口当たりを感じたが、その店員さんの気持ちを汲んで機械的に、一気に飲んだ。
出勤前に飲みたいのは断然ブラックだ。忙しい現代人ならブラックだ。
では、忙しい現代人が多く行き交う『眠らない街・新宿』ではどうなのだろうか。
怠惰なくせに気になってしまった。しかも、すでに春爛漫の陽気に包まれ、いつホットのドリンクコーナーがなくなるか気が気じゃない。
新宿駅周辺のコンビニのホットドリンクコーナーを巡った。
『ブラックの缶コーヒーを見つけたら買う』と決めてみたのだが、この条件のおかげで自分がいかに根性なしで胃腸が弱いかが解った。youtuberにはなれない。
とにかく、休日、いつもなら昼過ぎまで布団に身体を縛り付けているはずの私が、朝6時半に目覚め、動き出した。youtuberもどきくらいはできると、その時はまだ自分を信じていた。
しかし、ドリンクコーナーを巡ると言っても、販売店舗の常識として『店内は撮影禁止』だ。
新宿は外国人観光客が多く行き交うため、その常識が日本人でも忘れがちだ。もし、勝手に撮ったとしても、インターネットに載せるのは無許可の掲載となる。
それに、各コンビニにいちいち聞いてたら業務の邪魔になるし、私の胃が荒れるので、店内の写真は載せない。
買ったあとの写真は撮っていくことにした。
6時半に起きた割に新宿には3時間後についた。
そうはいっても、休日の午前中に都会に居ることがなかなか無いので、ややテンションが上がっていた。
それでは、と、粛々とコンビニを巡ることにした。
1店舗目、緑と青の看板。
1店舗目からジョージアヨーロピアンブラック460ml缶が普通に置いてあった。
これだよ、これこれ！という声が、心の中いっぱいに溢れた。
ジョージアヨーロピアンシリーズの見たことのないビターカフェオレもあったし、当然のように青いヴィンテージブレンドもあった。それも飲んでみたかったが、この日は遊びではないつもりなので、予定通りブラックのみ買った。
ここはかなり缶コーヒーの種類が豊富だった。いつものタリーズブラックにワンダの極シリーズ、260mlサイズにはカフェラテではあったが、ジョージアヨーロピアンもそろっていた。
ちなみに、恥を覚悟で、冒頭の写真撮影について聞いてみたら、案の定しょっぱなからかなり困惑させてしまった。『撮るなら勝手に撮ってもいいけど責任は負えません』という正しい回答だった。胃が荒れそう。
本当に申し訳ないと思ったので、石釜バゲットサンドも一緒に買った。お詫びのつもりだったが期間限定で20円値引きの商品だった。なんだこいつ。
2店舗目、オレンジと緑の数字の看板。
実は1本目を飲み干していて、この時点でもうトイレに行きたい。
トイレを我慢するつもりで始めたわけではないので、どこかで休憩をとる。
ここではブラックはジョージアファーマーズチョイスだけだった。
同じジョージアではあるが、ヨーロピアンと比べるとやはり香りが少なくあっさりした印象だ。
ヨーロピアンもあったが、香るブラックではなく、赤い熟練ブレンドだった。それも飲んだことない。
3店舗目、また別の緑と青の看板。
ジョージアヨーロピアン香るブラック、2本目。なんだ普通にあるじゃないか、私がいつも使ってるコンビニたちはなんなんだ。
ここはいつもめちゃくちゃ忙しそうなお店。
昼と夜22時くらいに利用することが多いけれど、その時も混んでいる。今日は午前中に来たが同じだった。ピーク時間帯以外が無いのだろうか。
居酒屋スタッフのような活気ある声が行き交う不思議な店舗だが、外国人観光者が立ち寄りやすいのか客の声がでかいからかもしれない。
4店舗目、お酒とパン会社と同じ名前が付くコンビニ。
私の記憶する範囲では新宿と、通っていた高校の近くの商店街でしか見ていないレアなコンビニ。
ここにも当たり前の顔をしてジョージアヨーロピアン香るブラックが並んでいて嬉しく思ったが、ほかのUCCブラック、タリーズブラックは2フェイスだったので、肩身が狭そうにも見えた。
ここで買ったコーヒーをどこかで撮ろうと思って、試しにガードレールに乗せてみていたら、知らないおじさんに「落っこちちゃうぞぉ」と声をかけられた。
この時点で2本、ストックができてしまった。
背中にはノートのくせに小さめのデスクトップ並みにでかいノートパソコンが入っているので、首と肩はすごい倦怠感だ。
あとトイレ。コーヒーの利尿作用すごい。
観念してパソコンをコインロッカーに預けた。すごく下らない出費をしてしまった。
出費を後悔したのは、この時、自分がまだあと6本くらい飲めると少しでも思っていたからだ。なぜだろう。
5店舗目に行く前に、3本目を開けて飲んだら一口目で『トイレ』を予感させた。
さっき出費を後悔したくせに、早くも自分がコーヒーの利尿作用をなめていたことがわかった。切り替えが忙しい。
5店舗目、牛乳瓶の看板。
ブラックは285mlの小さい缶のみ、しかもタリーズバリスタブラックの取り扱いだった。
それを見て、やった！量が少ない！と喜んだので、今回の趣旨は私の中でもう終わったものになっていた。
どうせほぼ毎日買っているので、なにもその時、律儀に飲み干さなくてもいいのだが、なんとなく、まだ限界ではないんじゃない？とか思っていた。
量が少なくて喜んだくせに、なんで限界を目指そうとしていたのかはわからない。
それにしても、ここのロケーションが良かった。
ぼうっとして、買ったゆで卵(80円)にパクつきながら無意識にコーヒーを空けていた。
4本目を半分飲んだところで頭が痛くなってきた。良くない。
少ない量の5本目を飲みきって水が流れる広場でしばらく放心状態になっていたら、いつのまにか、うしろで未就学児と思われる数名が噴水と足場を跳び回っていた。近くには恐らく保護者、もしくは先生の女性が2人ほど付き添っていた。
完全に怪しい無職と思われていたかもしれない。
そそくさと次のトイレに向かった。もうコンビニを巡る気は8割なくなっている。
きれいなトイレだけを使いたいので、ある程度ロスしながら移動を繰り返した。
身体の水分がカフェインにより押し出されていった。もうこのあとはストックにしよう、と決意した。
6店舗目、また緑と青の看板だ。多いな。
ここはブラックはBOSSシリーズの大小2種（片方はエスプレッソだった）とタリーズブラック460mlの取扱いで、ジョージアは無かった。
そうして、今度は新宿の伊勢丹周りを歩いていて気付いた。
コンビニの看板が見当たらない。しかも、それにホッとしている自分。
これは、もう、だめだ。
あとは大福でも買って、花見に行こう。
これが根性なし、快楽主義者の実地検証だ。youtuberとかライターは本当にすごいな、と思った。
7店舗目、緑と青の看板。また君か。
ブラックコーヒーの取り扱いが無かった。
やったぁ！とうきうきして、昼時の長蛇の列にも関わらず、塩豆大福だけを持って並んだ。
通りの向こうに、お馴染みのオレンジと緑と数字の看板が見えたが無視した。
しかも4本飲んだつもりになっていた（4本目はストック）が、3本目のジョージアヨーロピアン香るブラックが飲みかけだった。
まっさらな2本と飲みかけの1本で、私のカフェイン摂取量は限界を感じた。
お腹を壊しつつ、飲んだ量よりも水分を押し出し、落ち着きを取り戻した私は塩豆大福の粉にまみれながら、子供連れ、カップル、昼寝をする老年男性の間をすり抜けつつ花見を楽しんだ。
絶好の花見日和だというのに、前半は好きなものを機械的に胃に流し込んでいた。
ネットで調べたら、成人が摂取して問題ないカフェインの目安は缶コーヒー4本分ほどらしい。缶コーヒーの容量が何mlのものかは、詳しく調べていない。
なぜ始める前に調べなかったか、というと、自分に過信していたからだろう。
結論は『新宿駅の周りならジョージアヨーロピアン香るブラックは割とある』。
私がよく使うコンビニは、思い返せば「忙しい現代人」というよりも、学生かファミリー層などがメインの客層とも思える。
実地調査的なものは、またやりたい。もちろん、人に迷惑をかけない範囲と、自分の体調に合った範囲でだ。
そうなると完全に人の役に立つ情報では無い。でも、少なくとも自分の役に立ったので良かった。ほっとした。なんもなかったらどうしようかと思っていた。
インターネットのぬるま湯とは、ここのことだろう。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
愛しています。
