宇宙船と砂漠で足跡

こんにちは。 こんばんは。 おはようございます。 flyingsapceshipと申します。 こちらのはてなブログでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章による書置きスタイルでお送りしようと考えています。

勾玉シリーズについて

こんにちは。

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flyingsapceshipと申します。

こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章で書き殴っていくスタイルでお送りしています。

 

字が読めるようになったころから、漫画の方が圧倒的に多かったが、本も定期的に読んでいる。

 

中学高校くらいから今は、日本のエンターテイメントミステリーばかり読んでいるので、かなりジャンルは偏っている。

 

小学生の頃は、まさに児童文学、というもの、推薦図書的なものを読むことが多かった。優等生的な意識があったのか、ただ単に平積みのものを選んでいたのかはわからない。

そんななか、推薦図書でもないのに、はまった長編シリーズがある。

 

荻原規子さんの『勾玉シリーズ』だ。

 

薄紅天女

薄紅天女

 

 

この『勾玉シリーズ』は、『空色勾玉』、『白鳥異伝』、『薄紅天女』の3部作だ。

古代日本から平安初期くらいまでの時代を、勾玉を巡って人々が翻弄される冒険譚だ。

 

私はなぜか、この『薄紅天女』の単行本から読んでいる。

単行本でしかもそれなりに厚さがあるので、安くはないはずなのだが、どうして買ってもらえたのかも覚えてないし、どうして欲しかったのかも覚えていない。でも、この単行本の表紙の紙質は、マットなサラサラ加工で、梅雨時に読んでも紙が湿らなくて好きだった。

 

ファンタジーが苦手、といっているが、それは、現実と繋がらない専門用語や常識が常識ではないことに説明がないファンタジーが苦手なのだ。簡単に言うと理解力がなく、常識に関して狭量なので話についていけないのだ。

 

『勾玉シリーズ』はそのあたりが親切なファンタジーだった。

また、ファンタジーでありながら政治的なしがらみや策略などもあって、ミステリー好きの根底にあるものにしっかり触れてくれている。

その上、ちゃんと少女漫画的な『運命のふたり』の話も丁寧に描かれている。

『白鳥異伝』は特に、その少女漫画的な色が割と濃いものだった気がする。

 

3作とも好きだし、シリーズごと好きだが、やはり最初に手に取った『薄紅天女』は1番思い入れがある。

平安初期の時代を描いているので、日本史に出た名前もある。

史実の名前が漫画や小説でフィクションで描かれるのは、わりと多くの人が好きなのでは無いだろうか。

あ、だからFGOなのか。

しかし、構成が緻密なので自然とその人物にも、その物語に合わせた印象で入ってくる。

 

3部作通してすごく好きなので、実家に単行本は置いてきたが、自分で文庫版を揃えてある。

心を抉られるような、というものはないかもしれないが、面白いものをストレスフリーで楽しく読めるので、児童文学こそ、疲れた大人におすすめだ。

 

この3部作を小学生で読んで、高校生くらいのころ、漫画の『彼氏彼女の事情』で作者の津田雅美さんが『勾玉シリーズ』について「こんな話がかけたら」と綴っていたので嬉しかった。

好きな作品同士が少しでもリンクすると嬉しい。

 

読書家と言えるほど読めてはいないし、この世に本はたくさんあるので、知らない本もたくさんあるが、好きな本は出来るだけ紹介してみようと思う。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございます。

愛しています。