タブーをやめて
こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
flyingsapceshipと申します。
こちらでは好きなもの、きらいなもの、気になるもの、考えたことがあれば、私ならではの少ない語彙と拙い文章で書き殴っていくスタイルでお送りしています。
私は新卒で入った会社の時から今に至るまで、女性社員同士、化粧を含めた身嗜みのチェックは当たり前だった。
こういうチェックと聞くと、陰口悪口のように見えないところで行われるマイナスのイメージをする人もいる。
女同士の諍いが三度の飯よりも好きな人にとっては、残念ながら、あくまで健全な業務の一環として行われるのだ。いわゆる、PDCAサイクルに則ったチェック、となる。
なぜなら、化粧の見え方でも成果に影響するからだ。第三者を踏まえた、率直な意見は非常に有益だ。
私自身は、そもそもの見た目に自信が無いので、その環境は非常にありがたいと感じていた。
上司にアドバイスを貰えたら、すぐその通りにやってみようと思うし、実際やっていた。
しかし、その職種を離れ、デスクワークの仕事に挑戦した時に、職種が違うだけで『受け取り方』が大きく違うことを実感した。
デスクワークのアルバイトで入った部署は女性が多かった。
ある時に、過去の仕事内容のついでに「化粧を含めた身嗜みのチェック」の話をした。
すると、
「えっ、そんなことまで言われるの?
じゃあお前の顔(化粧)は完璧なのかよ、って思っちゃう」
続いて、そんな仕事場嫌だな、と言われてしまった。
そんな『思い』の発想が無かったので、私は戸惑った。
デスクワークとでは、化粧や身嗜みが仕事に影響する度合いが違うので、そこで働く人たちのそれに関する考え方も、指摘の際の感じ取り方が違うのは当たり前かもしれない。
極端に言ってしまえば、仕事の実力さえ求められるレベルに達していれば、身嗜みは自治に任せられている。
とはいえ、その『仕事場での身嗜みの自治』は日本の社会では、実に曖昧という印象がある。
仕事を覚える前に、それで少し煩わされる新社会人も少なくない。
たとえば、以前ネットで話題になったエピソードがある。
若い女子社員が、華やかな服とメイクで出社。
上司「今日はパーティでもあるのかな?」
女性社員「(褒められちゃった!)」
上司「(アイツ話通じねぇ…)」
うろ覚えだが、こんな流れだ。この上司の最初の一言は「パーティに行くような格好で神聖な職場に来ていいと思ってんのか」という皮肉だ。
私は、じゃあそう教えてやれや、と思った。
ただ、冒頭にあったように、身嗜みのチェックは業務の成果に影響しない場であると、『自治の領域に土足で踏み込むこと』に受け取られかねない。
私は、「仕事の実力さえ求められるレベルに達していれば」に自信があるから、『じゃあお前の顔(化粧)は完璧なのかよ、って思っちゃう』と受け取れるのではないかと思う。
『社会人としての仕事が求められた分かそれ以上に返せる自信が、学生である内に持てる』とはとても言えない学生時代を過ごしたflyingsapceshipが、身嗜みや基本的な話し方から指導が入る職種で新社会人となったのは、非常に適切だったと思える。
あとは、身嗜みを指摘する言い方だろう。
マイナスな印象を取り上げて指摘するだけで終われば、受け取るほうも、マイナスとなろう。
良いところを褒めて、改善すべき具体的ポイントを挙げて、変更したときの良いイメージをさせる話ならいいのではないか。
そこまでしないといけないの?と指導する側は思うだろう。
婉曲な嫌味でディスコミュニケーションの確認だけして終わる関係よりも、よっぽど有益にはなりそうだけどな。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
愛しています。