イケメンについて
こんにちは。
こんばんは。
おはようございます。
flyingsapceshipと申します。
こちらのはてなブログでは気になるもの、考えたことについて私ならではの少ない語彙と拙い文章で書き殴っていくスタイルでお送りしています。
イケメンとは、という話は女性同士で話題が無い時によく出るテーマの1つだ。
女性はだいたいイケメンか恋愛の話をしている。
美女の話は、それなりに仲の良い相手でないと、価値観の相違からカドが立つ可能性が高いからだ。
私も間違いなくイケメンは好きだ。
イケメンは文字通り見識が広がるからだ。
イケメンに遭遇して口がきける状態なら、私はまず
『いつからイケメンだと気付いていた?』
という質問をする。
ただイケメンはだいたい、その気付きを他者の影響ありきで答える。
『バレンタインでたくさん告白されて』
『知らない人にひとめぼれされて』
とんだ期待外れの答えだ。
だが、それ以上はイケメンのシールドによって口がきけなくなるので、質問はせずに、曖昧に口を歪めて微笑んだふりをして逃走する。
私の質問の意図は、『自分で改めて自分の顔の造形が良いと感じた瞬間』を知りたいためのものだ。
そういう意図をあえて汲み取らず、『他者からの相対的な動きを見て自覚した』と答えている。
おそらく、イケメンであるがゆえ、質問の意図に沿った答えを素直にしただけで、「調子に乗ってる」と揶揄されたことがあるのかもしれない。
イケメンにはイケメンにしかわからない苦労や苦痛があると想像できる。
つい最近、軽度のストーカーに遭ったイケメンの知人がいた。
本当に怖がっていて、不憫に思った。
「イケメンでなかったら、こんな種類の恐怖を味わう必要もないのに…」と素直に思った。
別のイケメンの友人でも、普通に過ごしていただけなのにいつのまにか職場が修羅場になっていた、という話もあった。
彼は、職場環境を円滑にするための努力と協力を惜しまなかっただけだと思う。
イケメンでなくてもやることだ。
善いと思ってやっていたことが裏目にでる。そんな徒労を味わうことがイケメンにもある、ということが私には衝撃だった。
イケメンはだいたいのことはスマートにこなして、苦手分野があってもそれもチャームポイントになり、世話焼きな誰かがサポートしてたりする。
私の場合は、だいたいのことは不器用で、慣れたころには不要になったり、苦手分野といえるほど得意分野もなく、勝手に孤高のイメージをつけられ、誰も手助けしてくれないことの方が多かった。
あ、でも、ただ1回、大学の広い研究室でひとりで卒論作業をしていたとき、なんでもこなす、なんとなく特別そうなイケメン同級生(詳しくは知らない)がサラッと私の前に現れて、手助けしてくれたことはあった。
私の卒論制作物は漫画で、それの下書きを消しゴムで消していたときだった。たぶん同じゼミだった(把握してないけどたぶんそう)からだと思うが、仲良くはないただのイケメンがにこにこしながら消しゴムをかけてくれた。
イケメンがニコニコしていたので、不快にさせてはいけないと思い、私はヘラヘラしながら、今月の昼ごはんがベビースター(30円)であることなど、クソの役にも立たない話をした。
あれは、今思い出してもよくわからない大学時代の出来事だ。
その後、そのイケメンと仲良くなるどころか言葉を交わした記憶もないし、ゼミは同じだったかもしれないと書いたが、ゼミで会ったかどうかも曖昧だ。
あの瞬間だけの「消しゴムかけ友達」だったんだと思う。
そうか。
イケメンは妖精なのかもしれない。
だから私のような、「容姿は評価対象にしてはならない」と言わなければ、人間として生きるのが苦痛でしかなくなるタイプとは、お互いに未知との遭遇だ。
冒頭のような質問も、いつもやんわりとかわされるし、話をしてみても生きてきた世界が違い過ぎて、アンジャッシュのような会話になることもある。
私はイケメンは好きだが、恋愛対象とかそういう生々しいものとしては見ていない。
あー、妖精がいちばんしっくりくる。
イケメンは妖精。
私が胸のときめきを感じるのは、可愛くぽっちゃりしているタイプだ。
可愛いほうがときめく。
可愛くってときめく。
イケメンは妖精だし…人間じゃないし…。
妖精…こわいなぁ…。
本日も読んでいただきありがとうございます。
愛しています。